福津宣人 個展「溶けてゆく模様」
A man taking a floating glass 1134 0116 2017 Ⓒ Nobuto Fukutsu 福津宣人個展「溶けてゆく模様」 会期: 2017年9月16日 (土) - 26日 (火) 会場: AL www.al-tokyo.jp 住所:東京都渋谷区恵比寿南 3-7-17 1F 時間: 12:00 〜 19:00 (最終日のみ〜 18:00 ) 電話: 03-5722-9799 ・会期中イベント・ 【 ギャラリートーク 】 2017年9 月16日(土)18:30~19:00 作品解説=福津宣人 聞き手=岡安 泉(照明デザイナー) 「あらゆるものは模様のようなもの」との定義に基づき、パターン・ペインティングという絵画様式で優れ た創作を続けている、福津宣人氏。絵筆で塗り作る細かいパターン文様をマトリックスとしながら、彼の眼 に映る風景や人物を描いています。その方法論は一見遠回りな描画法に見えますが、描写対象の「具体」 と、パターンという「抽象」の間にある無限の広がりへと見る者を手招きするような、不思議な感動に満ち ています。 その絵画思想やプロセスへの取り組みは、絵画を超えた分野との親和力も強く、数多くの建築家たちとの 盛んなコラボレーションも、彼の資質の一部を表しています。2016年には、増改築された春日大社国宝殿 で、照明デザイナー岡安泉氏とともに常設インスタレーションを手がけたことでも話題となりました。 本展は、福津氏が約3年ぶりに開く個展です。筆やペインティングナイフを使い、雪の結晶の生成のように 六角形の対角線を結ぶ手の動きだけで描く「パターンストローク」シリーズは高い評価を得ていますが、描 く過程で偶発的に生み出された模様を拾い集めたり、そこから触発を受けての創作へ、常に変容への呼吸 も止めないのが彼のクリエイションの最大の魅力。 本展では、近年スタートしたばかりの新しいシリーズや、 思考の過程で生み出されたドローイングなども含め、自薦の近作約30点を展示・販売いたします。また、ド ローイングをあしらったオリジナルTシャツなども紹介・販売いたします。 福津宣人(ふくつのぶと) 画家/アーティスト 1969年、宮城県生まれ。東京都在住。映像クリエーターとして活動した後、画家の領域へと移行し、グラフィックパタ ーンを使った独...