越後しの 個展「思わせぶりな沈黙」
「Ambitious girl」© Shino Echigo 越後しの 個展「思わせぶりな沈黙」 会期 2017年4月29日(土)~5月10日(水) 開場時間 11:00~19:00 (最終日のみ18:00まで) 会場 AL 1F main space 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 3-7-17 ebisuminami Shibuya-ku Tokyo Japan ℡03-5722-9799 www.al-tokyo.jp 作家在廊予定日時:5月8日(月)~10(水) 14:00~18:00 会期中イベント ギャラリートーク:4月29日(土) 15:00~15:30 入場無料 作品解説=越後しの 人形のように切れあがった眼を持ち、少し頬の赤い女の子や少年たち。 どこか物憂い表情で、答えのない 自省を繰り返しているようでもあり、見ているこちら側に 真理を諭すようにも見えます。 越後しの氏にとっ て絵画は、日常のなかで彼女自身を通り過ぎた、かそけき心のざわめきを題材にしながら描かれる自画像 のようなメディア。 ユーモラスなファンタジーを描いているようで、現実と奇妙に紐づいており、しばしば援 用される 動物などのモチーフ、含意の深い余白の美とあいまって、見るもののシンパシーを震わせながら 微細な 水の結晶がしんしんと堆積して雪となるように、静かに心に降り積もり続けるようです。 上品な彩色によるアクリル画、黒の複雑な諧調を備えた紙版画作品、それぞれに詩的な魅力があり、 民芸 品的な可愛らしさにも人気が高まっています。 ほぼ独学で絵画知識を身につけたのち、各種のアートコンペ で高い評価を獲得して以降、仙台や 東北各地の 愛好家たちから熱心に支持されてきましたが、最近では 東京から中国、台湾などへと広くその人気を広めつつあります。 本展は、越後氏にとって1年ぶりとなる東京での個展です。 「幼い女の子もおばあちゃんも、野心を秘めて 何かに黙念と打ち込む女性は、美しく逞しい」という 彼女の創作の変わらぬ主題のひとつを本展タイトル に引いています。 大小の新作アクリル画、約30点をメインとして、好評を集めている小さな置き作品シリー ズも展示・販売いたします。 ...